2012年に地球が滅亡しなくてよかったです、magorokuです。

2012年は各種イベントに参加していただき、ありがとうございました。2013年もILとしていろいろ企んでいますので、よろしくお願いします。

 

そんなところで2013年の一発目、正月明け、3連休前ということで軽い話題として、映画”サイド・バイ・サイド”について記事にしたいと思います。

 

sidebyside

映画が誕生し100年以上、これまで映画はフィルムで撮影されてきました。しかし、ここ最近デジタルシネマカメラの台頭により、従来のフィルム撮影からデジタル撮影へと変化してきています。デジタルシネマが出てきたのは約20年前、まさしく今がアナログとデジタルの過渡期と言える現在において、ハリウッドスターであるキアヌ・リーブスがハリウッドの名監督、撮影監督、カラリスト、現像技師、カメラメーカーとインタビューをしていく、映画の未来についてのドキュメンタリー映画です。

企画制作はキアヌ・リーブス、答える映画監督はマーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ジェームス・キャメロンと言った大御所からクリストファー・ノーラン、スティーブン・ソダーバーグ、ロバート・ロドリゲスといった新進気鋭若手実力派までそろっており、それに加えて現場の最前線に立つ撮影監督まで、それぞれがそれぞれの理念、理想、信念に基づいてフィルムとデジタルについて答えていきます。

また、映画ではデジタルシネマへの解説、各種技術の進化もまとめており、フィルム編集からデジタル編集(デジタル編集ツールとしてAvidが出てきます)への移行による編集技術者、カラリストの作業工程の変化やカメラメーカーの取り組み、ドグマ95から広がっていくデジタルシネマの歴史についても網羅しており、去年とてもよく聞いた言葉”リニア・ワークフロー”と言われているものへの理解にも繋がる内容となっており、CG屋も撮影の人もひっくるめて、現在の映像制作において見ておくべき映画ではないかと思います。

都内では渋谷アップリンクと新宿シネマカリテ(新宿に最近オープンした劇場)で公開しています。ちょうど3連休ですし、見に行ってみてはいかがでしょう?

http://www.uplink.co.jp/sidebyside/

と、今年の一発目は映画紹介からはじめて見ました。今年もちょっと変わった内容の記事やイベントレポートをあげていきます。あまりCGツールの説明や解説ではないのですが、今年は研究レポートもあげたいとは考えていますのでブログをチェックしにきてください。