エフェクトアーティストの中では有名な方です。

ここまで煙の巻き込みとキノコの形がうまく出せている動画はなかなか無いですね。

Work In Progressということで今はまだ核爆発ほどのスケール感がありませんが、今後どうなっていくか楽しみです。

 

話は少し変わりますが、ここ最近FumeFXが一般的に使われるようになって、映画やドラマでよく見るようになりましたが、フルイドのレンダリングって妙に生々しく感じませんか?

スペースシャトル発射時の煙(水蒸気)みたいなやつならまだいいのですが、輪郭に少しでもフォールオフがかかるような煙になると一気にFume感が出て、何か気になってしまいます。10mくらいの小規模な煙なら自然にみえるのですが、100m級以上になるとかなり厳しいような・・・。動きではなくシェーディングの問題でしょうか?

Cinefexのインディジョーンズについての記事をざっくりと解釈すると、核爆発の断面を2Dフルイドで動きを計算し、その動きをパーティクルにアサインし、そのパーティクルを身近なところで言うとAfterBurnのようなボリュームレンダリングで処理したみたいな感じだったような気がしますが(適当なので間違っていそうですが)、トランスフォーマー2のディバステーターから出る煙も流体力学的な計算に基づいたパーティクル1つ1つに対してAfterBurnのようなシェーディングが与えられているのが確認できます。

ものすごく素人的に言えば、FumeFXのシェーディングは表面がツルツルしていて、一方AfterBurnはホワホワしていて、大規模な煙になるとAfterBurnの方が自然に見えるという感じでしょうか?AfterBurnっぽいシェーディングって決してリアルではないのですが、その方が自然に見えるって不思議ですね。