11月は誕生月です、magorokuです。

 

11月3日に行った、カメラ検証撮影会のレポートをしたいと思います。

機材搬入

機材搬入

カメラ3つ並び

カメラ3つ並び

グリーンバック設営完了

グリーンバック設営完了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリーンバック撮影中(本番は女性モデルでした)

グリーンバック撮影中(本番は女性モデルでした)

 

4月に行ったカメラ勉強会の実践編として、カメラごとに合成の違いがどれだけあるのかを、実際に撮影し合成、検証を行うというテーマで企画した、今回のカメラ撮影会ですが、15名近い方に参加していただきました。会はまず、撮影機材と撮影するシーンの説明から、収録と同時に撮影素材の取り込み、そして最後に実際に合成を行い検証という流れで進行していきました。

 

当日はいくつものトラブルが発生してしまい、(プロジェクターが写らない、、キャプチャのトラブル等)開始が遅れてしまいました。

(プロジェクターのトラブルはケーブルが緩んでいて抜けてしまったのが原因でした・・・)

今回使用したカメラはSONY製HDVカメラ、EOS7D、PanasonicP2と3種類用意しました。EOSはCFカードに記録されるので各PCにカードリーダーを接続してPCに取り込みをしました。P2カメラはMXFというファイル形式で記録されており、持ち込んだIMACにIEEEで接続し、取り込みを行いました。HDVはそのままAfterEffectsで読み込むことはできないので、一度FCPで取り込みをし、変換しました。

実際、映像素材を扱う場合、ソフトウェアのバージョンやとった素材の形式で使用できたり、うまく読み込めない場合があります。そのあたりの話は前回のカメラ勉強会でも触れましたが、今回は映像の合成比較が目的なので、ファイル形式についてはさらっとブログに書いてみました。

 

 

 

 

扇風機で風を当てて撮影

扇風機で風を当てて撮影

ドリー設置

ドリー設置

 

撮影はまず固定カメラにて、1つのシーンを同時撮影し、比較用の素材を撮影しました。(ちなみに撮影は女性のモデルさんで撮影を行いました)

そのあと、各自にカメラを触って、思い思いに撮影をしてもらいました。参考素材はカメラ前を横切るものでしたが、その後の撮影では撮影者の要望を聞きながら、走ってカメラを横切ったり、椅子から飛び降りたりと合成後のイメージを想像しつつ演出を考えて撮影していきました。

また、照明の違いによる撮影素材の比較も行い、照明の位置や光の当て方、照明にフィルムをはさむことによる色味の変化も検証していきました。

 

次に、今回持ち込んだドリーと扇風機を使用して、モデルの髪の毛をなびかせつつ、移動しながら撮影を行いました。扇風機で風を当ててもなかなか髪の毛がなびかず、試行錯誤していたところ、参加者からのアドバイスでうまく風を当て、なびかせて撮影ことが出来ました。(コツは送る風に緩急をつけることでした)

 

 

撮影した素材を実際に合成

撮影した素材を実際に合成

 

 

撮影を一通り終了した後、最後に実際に撮影した素材をAfterEffectsにインポートし、すべての素材を同じプラグインのキーライトで抜いて、各カメラによる抜けの違いや素材のボケ具合、確認してもらいました。実際に抜いた画像をプロジェクターに写して確認してみると、素材によって抜け具合に差があり、各カメラの特性を確認することができたと思います。

撮影終了後、各種機材の撤収、会場の復旧(会議室なので机を並べなおし)には参加者の皆さんにご協力していただき、会自体が押してしまい、退去時間が差し迫る中で迅速に撤収することができました。実際、公共の施設なので休日は5時に閉館となってしまうようで、懇親会を5時半で設定していたので、退去したあとはゆっくり歩いて時間を稼ぎつつ懇親会会場のお店に移動しました。

 

懇親会では、同じ業界に勤める間柄、ここ最近多く開催されていたセミナーや新製品発表等イベントの情報交換から、自分が携わった仕事についての話など、業界トークに花が咲いた懇親会でした。自分も飲んで話すのに神経がいってしまって、写真を撮るのをすっかり忘れてしまうほど、充実した懇親会となったと思います。

 

 

 

 

今回の撮影会の参加者の方々はCG関係の方が多く、おそらく仕事で撮影された素材は扱ったことはあるが実際に撮影現場に行ったり、機材を扱うことはない現場で働いているので、撮影や照明、持ち込んだ機材やグリーンバックについて、いくつもの質問がなされていました。実際に自分たちも使ったことのない機材を使ってみたり、撮影での疑問点等の意見交換、検証を行うことが出来ました。今回の撮影会が、参加者みなさんの今後の制作活動の参考になったなら幸いです。

 

今回の撮影会の検証データと比較考察はブログにてアップしたいと考えております。また、当日参加された方への撮影したデータの配布は現在サーバ等準備をしていますので、準備でき次第、メールにてご連絡いたします。

 

最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!