こんにちわ、ILメンバーのmagorokuです。

今月よりブログの投稿に参加することになりました。ちょっと変わったツールの情報やTipsを投稿していきますのでよろしくお願いします。

 

Automatic Duck

早速ですが、なんと

Automatic Duck のplug-in が無料になりました!!

・・・と言っても3DCGやエフェクトを生業にしている人には聞いたことのないソフトかとは思います。

Automatic Duck ,inc. は2001年にHarry Plate と Wes Plate という親子によって設立されたプラグインメーカーで、Avid,FinalCutPro,Aftereffect,EDIUSといったソフトの映像、音声、タイムラインを互換することのできる、映像編集業界ではとても重要なプラグインを作っていた会社です。価格は5万ほどしますが国内でもかなりの本数が流通しており、このツールを使うことで、例えばFCPしかない制作会社でもAvidが導入されているテレビ局やスタジオにデータを持ち込むことが可能となっていました。

そんな中、突然の無料化。自分も全く知らず、Twitter経由で知ったのですが、その経緯を知ると、Automatic Duck が9月末にadobeと提携し開発の終了を発表していました。しばらくはサイトも閉鎖されていたそうですが、先週末、突如サイトが復活。Wesさんがメッセージをアップしました。

 

http://www.automaticduck.com/thankyou/

 

簡単に上記の文を要約すると”もうサポートできないけど、10年半作ってきた思い入れあるソフトだし、まだみんなの役に立てると思うので、自由に使って、制作に役立ててね!!”とのことで、なんとも太っ腹。adobeからもちゃんと許可もらったみたいです。

 

実際には、最近のAvidやFCP、AEだとXMLファイルやOMFファイルの互換が大分よくなっており、この製品が必須とまではいかなくなっているようです(最近は編集業界から遠ざかってるので動向に疎くなってしまっています)それでも、これだけの優れたプラグインがフリーになったことは制作する人間にとってはとてもありがたいことだと思います。