今回は撮影風景を紹介したいと思います。
学芸大学駅付近のスタジオです。
http://www.shilostudio.com/meguro/Ast/index.html
CG・映像・ゲーム・撮影業界の知り合いの方々に手伝って頂いて、撮影しました。
この活動を始めた当初は、CGのことしか分らず撮影に関してはまったくの無知だったので、撮った後にトラッキングが思うように取れなかったり思っていたカメラワークと違っていたりしたのですが、数を重ねていくうちにこういう絵がほしいときはこう撮れば良いとか、この場合はどうすればトラッキングが取れやすくなるというのが段々と分かるようになってきました。
念入りにロケハンして、人間の眼とレンズを通して見るのとではどのような違いがあるかを認識したうえで、綿密なプレビズと撮影計画を立てるという、もっとも基本的な工程をしっかりやることが上手くいく秘訣ですね。今でもまだ分らないことだらけで、大きなCGプロダクションの方からすれば笑ってしまうようなことをやっているかもしれませんが、まぁとにかく何でも自分たちでやってみようというのが基本スタンスです。
ありがたいことにプロのカメラマンさんや撮影スタッフの方に手伝って頂く機会があるので、現場の色んなワークフローを見せて頂くことができます。逆にトラッキング用のマーカーを貼ったり手作りの近景視差用マーカーを製作したりというのは、現場で撮影している方には馴染みがないらしく興味を持たれたようです。
このようなCG主体の活動だと、納得できるまで撮影準備に時間をかけ、どういう条件だとうまくいって何が足りなければうまくいかないかを撮影しながらじっくりと検証できるため、撮影の度に効率を上げられるのが利点ですね。CG業界で撮影現場を経験してる方から話を聞くと、日本ではまだまだVFXの観点から撮影に口を出せる権限は小さいということなので、こういう活動の場をうまく経験に生かして、CG業界全体で盛り上げていけるといいですね~。
ちなみにこの撮影では現場の雰囲気を味わうために、弁当はちゃんとロケ弁専門のところに注文しましたw