夏も終わりですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?、magorokuです。

久しぶりの更新になってしまいましたが、9月27日にblenderオープンムービープロジェクト第4段作品”Tears Of Steel” が公開されました。

今回はblenderOpenMovieProjectと新作”Tears of Steel” について、記事にしたいと思います。

 

まず、Blender Open movie Project とは、blender の新たな機能の開発と知名度向上を目的とした、blenderのみを使用したCG作品の制作を行うプロジェクトです。制作された映像、及び作成されたシーンはすべてクリエイティブ・コモンズライセンスで公開され、だれでもダウンロードすることができることから”オープンムービー”と言われています。

 

過去、3つのプロジェクトが行われ(正確にはゲームも作られているのでゲームも含めると4つ)、Orange、Peach、Durianと果物の名前が当てられます。過去3作品はすべてCGアニメーションでしたが、4作目Mangoは初の実写VFXとなりました。

 

このプロジェクトのおもしろいところは、ただ映像を制作するだけではなく、ソフトの開発も同時に行うところになります。今回は初のVFX実写作品ということで、CameraTrackingや合成機能を中心に開発が行われました。技術的側面が色濃くでてくるのはオープンソースという概念だけでなく、blenderが元々はゲーム会社溌のソフトだったこともあるのではないかと思います。

 

ぜひ、制作された映像を見てもらい、Blenderの進化を感じてみてください。オフィシャル・サイトからは映画に使用されたblenderのシーンもダウンロードすることができ、シーンの再利用、学習に使用することもできます。

http://mango.blender.org/