Archive for 7月, 2014

photoscan検証

 

梅雨が明けました、magorokuです。

今回、ILにてひさしぶりに勉強会としてphotoscanの検証を行いました。

使用したソフトはAgisoft photoscan というソフトで、撮影した複数枚の写真から3Dオブジェクトを生成するソフトです。(詳しくは http://www.oakcorp.net/photoscan/)

photoscanは、Pro版とStandard版があり、今回の検証ではStandard版を使用しております(Standard版は価格が2万円くらいです)

 

 以前、ILでは3Dスキャニングイベントを行いましたが、そのときに作成したデータとphotoscanで作成されたデータを比較や、素材、カメラによるデータの違い、屋外のデータ作成など行うため、秋葉原にある3331の会議室を借り、写真を撮影していきました。(会場の3331は元は学校で毎日なんだかのイベントを行っています http://www.3331.jp/)

 順次、検証結果をブログにアップしていきますので、よろしくお願いします。

カラーチャート撮影

カラーチャート撮影

宮口撮影

おっさんがおっさんを囲み撮影する図

 

 

miyaguchi

photoscanツールで生成された上半身

ereking

簡易グリーンバックを使用して撮影したエレキング

 

GODZILLA VFX Breakdown

GODZILLAのVFX Breakdownです。内容に関わる部分も多いので鑑賞後に見ることをお勧めします!!

 

 

 

 

 

 

GODZILLA Trailer

ゴジラの日本公開まで1週間を切りました。すでに都内IMAXは予約がいっぱいとのことで、今から楽しみでたまりません。

 監督はイギリス人監督のギャレス・エドワーズ。低予算で制作したモンスターズのヒットからの抜擢ですが、各国でメガヒットを飛ばしており、ゴジラファンの期待を裏切らない出来になっているとのことです。前作モンスターズもおすすめです。

 

 

 モンスターズは制作費4000万、カメラはSONYPMW-F3、Adobe Premiere、Aftereffects、Photoshopで制作されたとのことです。

 

 

 

MALEFICENT Trailer

7月5日に公開されたマレフィセントのトレーラーとDIGITALDOMAINによるVFXBreakdownです。

 

 

 

聖闘士星矢 Legend of Sanctuary Trailer

6月21日より公開されています聖闘士星矢 Legend of Sanctuary のトレーラーです。

 さて、5月より毎週トレーラーを紹介してきましたが、トレーラーをYoutubeで集めていると、いろいろと気づかされることがあります。

 

 最近はトレーラーもYoutubeに公式動画としてアップされており、公式サイトにいかないと予告編が見れない、ということもなくなってきました。特に各スタジオごとに公式チャンネルを持っており、特にキャラクターが前面に出てくるような映画、例えばX-Menや近日公開されるゴジラ、エクスペンダブルズといった作品だとYoutubeに特設のチャンネルを設立し、プロモーションを行っております。

 

東映アニメーション公式チャンネル 

https://www.youtube.com/channel/UCLhgIX2L5ZCaWdlaxR_oTAg

 

 東映アニメーションのチャンネルでは、特報が見ることができます(特報はあるのにトレーラーがないのが残念)

 今後、ソーシャルメディアを使ったプロモーションは増えてくると考えられます。お気に入りの映画があったら、チャンネルを探してみるとよいかもしれません。

 

 

レンダラー比較 2014年7月版

ついにクーラーを使い始めました、magorokuです。
 
 
 キャプテンハーロックでのArnoldRenderの使用事例やRendermanの価格変更と、去年から各種外部レンダラー周りの動きが盛んになってきています。そこで、今回は主要外部レンダラーをまとめてみました。(2014年7月1日時点での情報を集めました)
 
 
レンダラー比較表(7月1日現在)

Renderer

Vray

Arnold

RenderMan

Maxwell

3Delight

価格

162,000

(Maya版ドングル付価格) *1

未定

495

(8月に非商用版リリース) *4

96,390*5

165,000+保守60,000

(Unlimitedバージョン) *7

日本代理店*8

Oak

日本公式サイト

インディゾーン

インディゾーン

クレッセント

現行バージョン

V3.0 *2

1.0.0.2.

v19.0

Suite 3

対応3Dソフト

Maya,MAX,SI,

C4D,SketchUP

,Rhino,blender

Maya,SI,Houdidi

Maya

各ソフトからプラグインで書き出し *6

Maya,SI

ライセンス形態

対応ソフトごと

1ライセンス

+Rendernode*3

?

Renderman Pro server

Rendermanstudio

(Renderman for maya)

MaxwellRender

+ MaxwellStudio

3Delight StudioPro (Maya,SI,Rendernodeが含まれる)

 

レンダリング方法

各ソフトライセンスによるレンダリング

StandAloneへの出力によるレンダリング(.vrsceneファイルの出力)

?

RIBファイルを書き出してレンダリング

各ソフトから書き出して、MaxwellStudio

へインポートしてレンダリング

各ソフトライセンスによるレンダリング

StandAloneへの出力によるレンダリング(.RIBに対応)

 

*1  各ソフトごとにライセンス形態と価格に違いがあり、新規購入Mayaバージョンの価格を表示

*2 現行バージョンはv2.0だが、近日中にv3.0へアップデートされる予定

*3 *1での購入した場合のライセンス形態

*4 フリー版は現在登録のみ http://renderman.pixar.com/view/DP25849

*5 ノードロック版、10レンダーノード付は177,390円

*6 http://www.maxwellrender.com/index.php/products/maxwell_render_suite/plugins/

*7 3Delight studio Pro の価格、Maya,SI版個別に存在

*8 国内代理店は他にもありますが代表的なものを記載

 

現在ネット上に出ている情報を表にしてみました。

 Arnoldは昨年キャプテンハーロックのセミナーがあり、国内公式サイトができましたが、製品情報にはパスワードがかけられており、公式サイトの更新も滞っているようです。Rendermanは8月に非商用版がリリースの予定で、そこから情報が増えてきそうです。3Delightはエンジン自体はRendermanと同じでRIBファイルを使うのですが、国内での使用例があまり見当たりませんでした。Maxwellはスペイン発のレンダラーであり、ヨーロッパのCMでの使用例が多いようです。Vrayは国内でも使用例が多く、当ブログでもAbiさんがレポート記事を上げてくれています。

 

と、今回各外部レンダラーをまとめてみました。有料無料、まだまだいろんなレンダラーがありますが今回は代表的なものをまとめてみました。また8月にはいろいろ動きがありそうですが、導入の参考にしてみてください。