Archive for category photoscan

photoscan検証 まとめ

 

 これまで6回にかけて、photoscan検証について記事にしてきました。(過去のphotoscan検証の記事は こちら)

 今回は検証が目的だったので、普通ではスキャンする必要のない球体やペットボトル、食品やphotoscan定番の人物をスキャンし3D化してきました。一通り使い方はわかってきたので、今後ですが、まずは建物のphotoscanはやってみたいと思っています。まずは手ごろな建物を探すところからですが、スキャンしたときにはこちらのブログに結果をアップしたいと思います。

 また、スキャンしたモデルをリトボして映像作品に使用というのが一般的なのですが、それ以外の使用方法はないか、と考えています。最近だと防災研が自然災害現場の再現シミュレーションとして使用した事例があったり航空写真から街のモデル化に使ったりする例があったりといろいろな使われ方がされ始めています。自分も何か別の用途に使えないか、例えば、スキャンしたモデルをポイントクラウドとしても出力することができるので、それを作品として使用といった、リトボして映像作品で使う以外に可能性がないか、ちょっと考えてみようと思っています。(その前に建物のスキャンからでしょうかね)

 

 

 

 最後に、大分時間が経ってしまいましたが、7月26日検証会でスキャンしたからあげのモデルデータを配布したいと思います。

 ブログにアップできるデータサイズの関係上、設定はLowモードで生成、ファイル形式はOBJ(テクスチャ付)、zipで圧縮してあります。フリーモデルですので、好きに使っていただいて結構ですので、ぜひダウンロードしてみてください。

 

 

 

 ちなみに、レンダリングすると下の画像のようになります。

karaage

スキャンしたからあげをレンダリングするとこんな感じになります

 

 

ダウンロードはこちらからです。

 

 

 

 

 

 

 以上、全7回にかけて、photoscanの検証を記事にしてきました。撮影のコツや材質について参考にしていただけたなら幸いです。  

 使用した Agisoft photoscanの使い方は株式会社オークのチュートリアル がわかりやすいのでそちらを参考にしてみてください。

 

 

photoscan検証 その6

 photoscanの使用例として、建物や空間をスキャンしている事例があり、検証会では建物スキャンもチャレンジしてみました。今回は建物スキャンについてまとめてみたいと思います。スキャンしたのは当日会場を使用した アーツ千代田3331 です。

 

IMG_1735

スキャンした建物を撮る人たち

 

  

 

 

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photoscan検証 その5

 以前、ILではゼネラルアサヒさんの協力で3Dスキャン体験会を行いました。(そのときの記事はこちら)

 今回は、そのときにスキャンした頭部データとphotoscanで作成した頭部データを比較したいと思います。

 

 

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photoscan検証 その4

photoscan検証4回目は人物スキャンです。

被写体は毎度おなじみのmagorokuが務めます。

IMG_1665

残念ながら今回も被写体はおっさんです

IMG_1662

おっさんがおっさんを撮影する光景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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photoscan検証 その3

 

photoscan検証会ではいろいろなものをスキャンしてみました。今回はその結果をまとめたいと思います。

 

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photoscan検証 その2

photoscan検証2回目、今回は材質についてまとめてみました。

 

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photoscan検証 その1

 7月26日にIL勉強会として、photoscanの検証を行いました。今回は、撮影するオブジェクトの形状について、まとめたいと思います。

 

 まず、その前に今回使用したAgisoft photoscanについて、簡単に説明をしたいと思います。なお、ソフトのチュートリアルはソフト販売代理店オークのサイトに詳しく載っております(自分もこのサイトを参考にしました)

http://www.oakcorp.net/photoscan/

 

 Agisoft photoscanは撮影した各写真のピクセルのマッチング情報から深度を判別し、3Dモデルを生成します。オブジェクトを撮影する場合、実際に撮影者が移動しながら、オブジェクトを各方向から撮影する必要があります*1。なぜなら、オブジェクトをその場で回転させて撮影した場合、同じ方向から撮影したと判別され、写真から深度を判別できず解析がうまくいきません*2。ただ、方法がないわけではなく、カメラを固定し、オブジェクトを回転させて撮影する場合には、撮影した写真のオブジェクトのマスクを抜くことで解析を行うことができます。(上記サイトに記載があります)その場合には、グリーン等を用意して対象オブジェクトが抜きやすい画像にするとよいとのことです。また、Agisoftphotoscanの機能として、作成したオブジェクトを元に画像のマスクを生成することで精度を上げることができます。そして、photoscanで生成されるデータはpointcloud、ポリゴンデータ、テクスチャで、各種データ形式を選ぶことが出来ます*3。

skull

1.スキャンするオブジェクトを撮影


skull

2.ソフトで写真を解析


skull_3d

3.objで書き出したファイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでは今回は、曲面の再現性について、球体を撮影し、曲面がどこまで再現できるかを調べてみました。

 

SONY DSC


検証に使用したゴムボール

 

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photoscan検証

 

梅雨が明けました、magorokuです。

今回、ILにてひさしぶりに勉強会としてphotoscanの検証を行いました。

使用したソフトはAgisoft photoscan というソフトで、撮影した複数枚の写真から3Dオブジェクトを生成するソフトです。(詳しくは http://www.oakcorp.net/photoscan/)

photoscanは、Pro版とStandard版があり、今回の検証ではStandard版を使用しております(Standard版は価格が2万円くらいです)

 

 以前、ILでは3Dスキャニングイベントを行いましたが、そのときに作成したデータとphotoscanで作成されたデータを比較や、素材、カメラによるデータの違い、屋外のデータ作成など行うため、秋葉原にある3331の会議室を借り、写真を撮影していきました。(会場の3331は元は学校で毎日なんだかのイベントを行っています http://www.3331.jp/)

 順次、検証結果をブログにアップしていきますので、よろしくお願いします。

カラーチャート撮影

カラーチャート撮影

宮口撮影

おっさんがおっさんを囲み撮影する図

 

 

miyaguchi

photoscanツールで生成された上半身

ereking

簡易グリーンバックを使用して撮影したエレキング