新年度、桜は散りつつあるのにまだ寒くて仕方がない、magorokuです。

 

前回から大分日にちが経ってしまいました、いかがお過ごしでしょうか?

年度末、いろいろ忙しく更新が滞ってしまいましたが、現在、イベント等企画中ですので、乞うご期待ください。

ブログもしばらくぶりとなってしましましたが、今回は、VFX JAPANについて、遅ればせながら記事にしたいと思います。

 

vfx-j_logo

 

まず、VFX-Japanを簡単に説明すると、日本のCG・VFX産業の興隆を支援する組織(公式サイトより抜粋)です。

 

http://vfx-japan.com/

 

映像業界には、いくつもの組合や協会といった団体があります。有名なところで言えば、アカデミー賞を執り行う映画芸術アカデミーや全米監督協会。国内でも日本映画監督協会や、日本アカデミー賞といった組織があり、業界内の各立場を代表し、地位向上に努めたり、功績を表彰する賞を作ったりと、業種で働く人たちがより良い作品を作っていけるように活動をサポートしていく活動をしています。

では、現在、映像だけではなくあらゆる分野で活用されるVFXはどうかというと、これまで公式な組織がありませんでした。そうなると、VFXを制作していく中で起こる諸問題は、個人、個別の企業によって独自に解決していかなくてはならず、個別ではどうにもならない事案も起こっていました。また、公式な賞もなく、国内でのVFXの地位も認知度も低いままでした。(なんせ日本アカデミー賞には美術、照明はあってもVFX部門はありません)

 

そんな中で、日本のVFXを盛り上げていこうと発足したのが、VFX-JAPANなのです。2011年に始まり、昨年末より一般会員を募集し始めました。

http://vfx-japan.com/member/

 

会員は情報会員と正会員があり、それぞれ会員になると、いくつかのメリットがあります。情報会員になると、セミナーの割引やJobFairの斡旋、試写会が受けられます。正会員になると、ショーリールへの参加やアワードへの参加、そして文芸美術国民健康保険組合へ加入することができます。

特に、文美については、VFX業界内でも何度か話題になりました。VFX業界はフリーランスで働く人が多く、多くの方が国民健康保険に加入していますが、国保より条件の良い文美に加入するために所属できる組織がいままでありませんでした。今回、正会員になると文美に加入することができるようになります。(詳しくはHPを参照してください: http://www.bunbi.com/ )

自分と同じように、フリーランスで活動している方は、ぜひ加入を検討すると良いと思います。この文美の加入だけでも、相当保険による出費の額が変わってきます。

 

と、ざっとですが、VFX-JAPANについてまとめていきました。最近のVFX業界は、海外の大手VFX会社の倒産やスタジオ閉鎖といった暗い話題が多く、世界的にみて、VFXの置かれている状況は厳しくなってきています。このような荒波立つ世界のVFX業界の中、日本のVFXを盛り上げていこうと動いているVFX-JAPANの活動は日本のVFXの向上と、世界で戦う協力な後押しになると思いました。

今後もブログで取り上げていきたいと思っています。