photoscan検証会ではいろいろなものをスキャンしてみました。今回はその結果をまとめたいと思います。

 

 

フィギュア編

 エレキング

 

 以前の3Dスキャン会のときに持参してもらったゴジラをスキャンしてみましたが、かなりきれいにスキャンできました。同様に、エレキングのスキャン結果もきれいに出力できました。

皮膚を模した凹凸のある表面形状はphotoscanには適しているようです。

 

 

生物編

face flower

 

 上半身の3Dデータは少し凸凹していますが、Photoscan画面を見てもらうと、まずまずのデータになっていると思います。(なお、顔スキャンは次回、細かく分析を行おうと思います)

 路上の花壇も3Dデータ化してみましたが、こちらは下の筒はうまく出力できましたが、葉っぱはあまりきれいに3Dデータ化できませんでした。葉っぱのような細かいオブジェクトの集合体は個別に3Dデータにならず、ある程度の固まりとして処理されてしまいました。このあたりは細かくマスクを作っていけばきれいにスキャンできる可能性もありますが、処理に手間がかかりすぎてしまう印象があります。また、屋外での撮影で夏の日差しの中での撮影で光源が強すぎてしまい、写真の光量がばらついたり、影が出来てしまったのもソフトでの処理が難しかったのではないか、と考えられます。

 

 

うまくいかなかった編

S coke

 

 前回の検証の通り、ペットボトルは表面が滑らか過ぎて下部がうまく3Dデータ化できませんでした。また、今回持参したプラモデルがBB戦士というSDキャラのプラモデルで凹凸がわかりづらく、ひとつの塊のような3Dデータになってしまいました。これは、1/144のプラモデルならもっときれいに3Dデータになったかなと思いました。

 

 

きれいにデータになった編

hat からあげ

 

 今回、いろいろと撮影した結果、形状と材質が最もきれいに3Dデータ化されたものが、麦わら帽子でした。帽子の凹みだけでなく、材質の編みこみもきれいに3Dデータ化することができました。また、からあげも細かい凹凸やざらついた表面が3Dデータにしやすかったようです。

 

 以上、8点ですが、データ化したものを まとめてみました。今後、photoscanをしてみるときには、この例を参考にしてもらえれば幸いです。