どうも、30歳になりましたmagorokuです。

今回お勧めするソフトは最近話題になりつつあるUnityです。Unityとは3Dゲームやインタラクティブコンテンツを作成する統合開発環境の1つです。ちょうど去年の今頃にBornDigitalで無料のセミナーが開かれてからここ1年で急速に認知度が高まり、使用例やBlog、イベントが頻繁に開催されています。ちょうど、12月22日にBornDigital主催のセミナーがあり、ちょうど良いタイミングかと思い、記事にしました。ちなみにセミナー情報は下記リンクをクリックしてください。

 

http://www.borndigital.co.jp/seminar/detail.php?id=232

 

ゲームを作りたい、と思う人は多くいると思いますが、そこにはプログラミングという高い壁があります。その壁を低く(取り除くとまでは言いませんが・・・)してくれるのがこのUnityというソフトです。自分が参加したセミナーで講師をしてたのは元ゲームミュージシャンの方で、プログラマーじゃなくてもゲームが作れる、というところを強調していました。

実際にはGUIを基調としたインターフェースですが、全くプログラミングが必要ないか、と言われるとなくてもできるがあると便利なツールです。基本的なことはメニューの操作で何とかすることができ、より複雑なことをしようとした場合にプログラミングの知識があると良い、といったツールです。イメージ的にはFlashのActionScriptをイメージするとわかりやすいと去年Blenderセミナーに参加したときに聞きました。

 

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実際、使い方となると良いブログやWikiが立ち上がっているのでそこを見ていただいたほうが操作に関しても、格段優良な情報が得られると思います。自分が言うのもなんですが、ただ偶然人より早く知り、かじった程度で実際そんなに触ってもいません。今回の記事で書きたいことは

”意外と知らないUnityのこと”

を書きたいと思い記事にしました。Unityの導入として見てください。

 

 

 

・Unityは無料?

まず、Unityの利点として”無料”という点が上げられます。”無料のUnityを使ってIphone用アプリ作ってウハウハ!!”と考えている人がいると思いますが、ちょっと待った。確かにUnityの魅力として無料であるという点が上げられます。しかし、実はここにひとつ、大きな罠があるんです。

 

android

無料版(BASIC版)にはできないことがいくつかあります。そのひとつが各フォーマット形式での出力に別途費用がかかってしまうという点です。左の画像を見てもらうとわかるようにAndroid用に出そうとする場合に自動的にストアに飛ばされ、Andoroid出力用のUnityAddonの購入が必要となります。同様にiOS用も同じように飛ばされてiOS出力用のUnityAddonが必要となります。Xbox360、PS3、Wiiも同様であり、無料版にて出力できるのはwebPlayer版のみなのです。
以外とこの事実を知らない人が多かったのがこの記事を書こうと思った要因です。
ただ、じゃあUnityはひどいツールなのかというとそういうわけではなく、逆に一度作ったゲームなり、コンテンツは、どのプラットフォームにも対応しており、逆に開発を1つすればあとは有料でAddonを購入するだけで、Androidにも、iOSにも、コンシューマー機にも販路を広げることができるということです。
また、BASIC版にはいくつかできないことがあり、例えばGIが使えなかったり、使えないマップがあったり、スプラッシュスクリーンが入れられないといった機能制限がしてあります。これらの制限についてはUnity本サイトにて性能比較として記載してあるので使用される方は確認すると良いでしょう。

 

 

 

・Win⇔Macの弊害

Unityの利点のひとつとしてWin版、Mac版が存在しているという点です。しかし、ここにも落とし穴が。実は、WinからMac、MacからWinのビルドができません。複数人での開発で混在してしまっているとおおきなトラブルとなってしまいます。また、ゲームパットの割り当てもWinとMacで変わってしまいます。最終的な出力先がXboxやWii、PS3だけでなくブラウザゲームとして出した場合でもパットを使用する際に問題が発生する危険性が高いです(情報が少し前なのでもしかするとバージョンアップで改善している場合もあります)

 

・モデルファイルのインポート

モデルファイルのインポートに関してはfbxが推奨されているようです。大抵の3Dツールからならfbxでの出力が可能だと思われるので、3Dもデラーの方がUnityを使用される方はfbxでのインポートをするのが無難でしょう。

 

と、簡単にですがUnityについて記事にしてみました。実際触った感じではプログラミング初心でも問題なく作業ができる魅力的なツールだと思います。実際、ゲーム会社ではデモ作成に使われているようで現場での使用も聞かれますし、学生でもゲーム制作への入り口が広がったと思います。ゲーム企業を目指す学生さんや自分でゲームを作ってみたいと思っている方はぜひ使ってみると良いツールでしょう。