初めてV-Rayを使うにあたって、分かったことをただ書き連ねていこうと思います。
正しい知識ばかりではないので、間違った箇所はどんどんご指摘ください。
【V-Ray Mtl】
標準マテリアルより物理的に正しいマテリアル。
スペキュラ単体を調整する項目はなく、
反射の調整により自動的にスペキュラ値が決定される。
しかし、反射の光沢によって屈折の度合いが変化しない点では、
MentalrayのA&Dシェーダより物理的に正しくない。逆に言えば、その分汎用性が高い。
-Reflection-
Reflect:反射の度合いを決める。
白に近いほど反射し、黒に近いほど反射が無くなる。
Glossiness:光沢を決める。
1に近いほど光沢が高く、0に近いほど光沢が低い。
Fresnel:チェックを外すと全反射になり、チェックを入れてL(ロック)を外すとフレネルの度合いを決められる。
Fresnel IOR:Fresnelがオンでロックが外れているときのみフレネルのIOR値を決める。
体感的には数値が高いほど反射が高くなり、1で反射が無くなる。
-Refraction-
Refract:透明度の度合いを決める。
白に近いほど透明になり、黒に近いほど不透明になる。
Glossiness:透過の光沢を決める。
IOR:透過の屈折値を決める。
ここで疑問に思ったのですが、ReflectとFresnel IORはどう違うのでしょうか?
フレネルというのは視角によって反射の度合いが変化するという意味なので、
もちろん意味合いとしてはまったく違いますが、その効果の違いが良く分かりません。
実際、フレネルにチェックを入れても視線に対して平行なサーフェスの反射が強くなるような効果は出ません。
どちらかといえば、チェックを入れて初めてディフューズ値がちゃんと出てくるような気がします。
公式ヘルプを見ても、そういう意味のような・・・。
http://www.spot3d.com/vray/help/150SP1/examples_material.htm#fresnel
右のキャプチャ画面を見て欲しいのですが、上はReflectで反射率を調整し、下はIORで反射を調整しています。
この場合透明度がかなり高く、ディフューズ値がほとんど影響しないため、あまり違いがあるように見えないのですが・・・。
もちろん、今日V-Rayを使い始めたばかりでまったくの検討違いの可能性もありますので、また詳細が分かり次第追記します。
→後の考察