リアルに表現するためにレンダリング処理が重くなったモデルに3Dモーションブラーをかけると途方も無く時間がかかってしまう。
ベクトルパスをレンダリングして、合成ソフトでモーションブラーをかける方法もあるが、
車や背景とは違い、キャラクターの場合は各箇所が稼動するため、腕や脚などの高速に交差する部分に
2D特有の誤差が生じてしまう。
ハリウッドのVFXスタジオCafeFXではこれを解決するため、モーションブラーなしでレンダリングした素材を
同じモデルにカメラからプロジェクションし、モーションブラーをかけるという方法をとっている。
これにより、カラー情報のみのモデルにモーションブラーをかけることになるため、かなり処理が軽減される。